何だ・・・どうしたんだ・・・

「涙が・・・吉田さん達に
 連れてかれちゃったの・・・グスッ」

「は!?吉田!?って・・・誰?」

「はぁ!?龍太郎~吉田知らねぇの!?」

「あぁ」

「吉田っていえば
 気に入らないヤツには容赦しないって
 有名なんだよ。でも何で神山さんが?」

「多分・・・海崎君と付き合ってるって
 知って・・・」

「は!?俺!?」

「うん・・・吉田さん・・・海崎君のこと
 ずっと狙ってたみたいだから・・・」

「あ~なるほど!」

「関心してる場合じゃねぇだろ!?
 で、神山は今どこ?」

「多分・・・東校舎の4階で見たって
 人がいたから・・・(バンッ!!!)えっ!?」

「おい龍太郎!!!」

 くそ・・・吉田なんて聞いたことねぇけど
 
 とりあえずヤバいのは分かった・・・

 なんで神山が・・・アイツは
 
 反感買うようなヤツじゃねぇ・・・

「「キャー海崎君よ~「「キャー何で~」」

 うっせぇな・・・

 東校舎の4階ってここだよな

「おい!!!」

「キャー海崎様!!!何でしょう!!!」

 様って何だよ・・・って

 そんなのはどうでもいい!!!

「吉田って女見なかったか?」

「え!?さっき・・・女子トイレに
 入っていくのみましたけど・・・」

「どうも」

「キャー海崎様とお話
 しちゃった~♪」


 神山・・・一体どうしたんだ・・・

 
 涙!!!