「理由は何にせよ

 アメリカでしっかり野球学んで

 強くなれ」



「ありがとうごさいます・・・」



「学校の皆も

 寂しくなるな・・・」


「お前はモテるからな」


「いえ・・・そんな・・・」



「神山はどうする?」



「え・・・?」



「置いて行くんだろ。彼女に待ってて

 もらうのか?

 お前等あんなに仲良かったからな?」



「いえ・・・別れます。

 ってか、アイツには言わないで黙って

 アメリカ行きます・・・」



「それでいいのか?」




「はい・・・アイツには俺の事

 忘れてほしいんです・・・」



「そうか・・・」




「はい・・・」



「残りの時間は精一杯楽しめよ」



「はい」



「じゃぁまた後でな。」


「ありがとうございます。
 
 失礼します。」



「おぅ!」