「俺は・・・お前とずっと野球をやって

 いたかった・・・」




「俺だってそうだ!!!

 お前と離れたくてアメリカに行くわけじゃ

 ねぇよ・・・」



「分かってる・・・けどさぁ・・・

 俺はそんな大人じゃねぇよ・・・」




「本当にごめん・・・

 正直まだ迷ってる・・・

 日本でお前等と野球をしたい・・・

 だけど、反対に本場の野球を見て知りたいって

 思うようにもなった・・・」



「けどよぉ・・・」





「どうしたらいい・・・健斗・・・」






「分かんねぇよ・・・

 涙ちゃんにも話せよ・・・」





「涙に・・・」




「当たり前だろ!!!

 涙ちゃんはお前の彼女だろ?」




「分かった・・・悪い・・・」










 俺はどうしたらいいんだ・・・







 分かんねぇよ・・・