(ガタンゴトンガタンゴトン・・・)

「大丈夫か?」

「う、うん・・・ごめんね海崎君?」

「いや、俺は平気だから気にすんなよ」

 ってか背低いなコイツ。
 こんな小さかったんだ・・・。

「狭かったらもう少しこっち来てもいいけど平気か?」

「えっ?いいの?ごめんね・・・?」

「おぅ。ほら」

(ガタンッ!!!)

「きゃっ!?」

「おい!?痛っ・・・」

 っておい顔顔顔!!!!
 俺の胸んところに当たってんだけど!?
 近すぎだろ!?

(ドキドキドキドキ・・・)

 やべぇ~心臓の音聞こえるって・・・。
 まずい・・・何で俺こんなにドキドキしてんだコイツに?

「ご、ごめんね・・・。海崎くん大丈夫?」

「あっあ~・・・。お前は?」

「大丈夫。ちょっと恐いけど・・・」

「俺がついてるから安心しろ?守ってやるよ」

 俺今のセリフくさ過ぎだろ!?
 言った後に恥ずかしくなってきた~うわ~・・・。

「うん・・・ありがと」

 ってか神山も顔真っ赤だけど?
 よく顔赤くなるヤツだな・・・。

「おぅ」

(次は~桜公園前~桜公園前~)

「降りるぞ?」

「う、うん」

「大丈夫か?」

「背ちっちゃいから・・・」

「まぁ頑張れよ?」

「アハハ・・・」

 もうちょっと一緒にいたかったな・・・。
 駅着くの早くね!?

(プシュ~)

「ありがとね海崎くん」

「いや、別に平気だけど」

「じゃぁまたね?」

「えっ?一緒に行かねぇのか?」

「えっ!?一緒に行っていいの?」