女の体液は甘く蕩けて、
何度煽らせられただろうか。
愛しい女を抱くのは
今までの比べ物にならない快楽に陥らせ、
「始まってしまったかもしれない。
晩餐は」
「お父様は今夜ばかりは
休んでもよいと言われました。
言い訳を作りますので」
心地よい最上級の幸せを共有した。
「……生まれてきた理由は、
宗十郎様を支えることですね」
と言葉を残す桐里が
寝息を尽かしている間、
桐里の身体中に口づけを埋め込む。
誰にも触れられていない桐里は、
俺のみ触れていることを何度と証明したがった。
「お前を愛してしまうのは無限だ」