「太夫は秋良のお気に入り人形なだけで、

純粋な娘…。

しかし…単純に営業のためであったのなら、

官職の相手をすると思うが」



と続きを話す菊乃丞は、


「俺とお前が葵屋を調べるのが

適策だと思うぞ、


それから…誤っても霧里に惚れるな」



「!!」