「んんーーーーー!
はぁーーー。よく寝た。…
ってえぇーーんんーーーんーー!」

目が覚めたら私は羽琉の腕にしがみついてた。
おもわず大声で叫んでしまって、羽琉に口を塞がれた。


「ちょ、うるさいよ。花奏。
電車だよ?静かにね。」
と意地悪に笑う羽琉。

「わかった?」


口を塞がれてるから、喋れない代わりに首を大きく縦に振った。