南雲くんに渡せなかったぶんだけ思いバッグを机において、保健室来室日誌を取ってくる。 「あっ、」 ドサっと音がして、机の端に置いたバッグが床に落ちた。 「あれ…?」 …最悪だ。 バッグのファスナーが開いていたのか、床に転がるのは2つのお弁当箱。 それを不思議そうに見つめる南雲くん。 なんで、こんなタイミングでこうなるの。