まあいい。

女の子へのいい訳は後から考えよう。

レジに立つ店員は、男だってありえるし、僕の事を同情する立場に居ない人間だってあり得る。

まずは「孫の手」を見つけるのが先だ。

後の事はその時に考えればいい。

僕はゆっくりと、そしてじっくりと売り場を見て回った。

でも、いくら探してもそれは見つからなかった。

旅行先の土産物屋にはいくらでもあるのに、ここには存在しないのだ。