「じゃあ、いこっか」



「うん!」



「「「きゃぁぁー!!!」」」




美桜と勉強をするために私の家に行こう
としたとき。



地割れするんじゃないかってぐらいの悲
鳴が聞こえた。




女子の甲高い声で。


こんな悲鳴を上げさせるのはあいつしか
いない。



いきなりキスしてきた変態似非王子。




「葵、いる?」