「やだ」



あなた子供ですか。




「なんで!」


「だって放したら絶対お前は逃げるから」




当たり前でしょ。私はあんたが嫌いなん
だから。




「それよりこっち来いよ」


「っ!」




枢伊織が私を抱き寄せてソファーに座った。



つまり私はヤツの膝の上に座ってるわけで。