少し太めのベルトだった。
「いいよ、別に…。お腹苦しくなるし」
「いいから!そう言うワンピースはベルとして少しつぼませた方がウエストが細く見えるのよ」
え…そうなの?
ベルト自体は嫌だけど"ウエストが細く"という単語には惹かれる。
これでも一応女の子ですから?
そりゃあスタイルは良く見せたいわけで…。
「えっと、こう?」
「いい感じ!靴とかバッグも用意して上げる。ご飯終わったらメイクもして上げるからね?」
伊織と会うからにはそれなりに見せたいし。
ここまでやってもらったら後はお母さんに頼もう。
コクンと頷いた。
「そうと決まったら早くご飯食べちゃいましょ!」
2人で席に着いて急いでご飯を食べる。
それからお母さんの手伝いをして片付けた後メイクをしてもらった。