「分かった」


「やったー!」


お互いの気持ちが伝わってから行くデート。


伊織と両想いになれたんだって、実感がわく。



「私も言われてみたいなぁ。葵が羨ましいよ!さ、恭祐達誘わなきゃね♪帰ろう!」

「…うん」


にやけながら言う美桜が昼休みのコトを指していると気付いて恥ずかしくなる。


伊織は変に大胆なのよ!



鞄を持って隣のクラスに行く。


「葵」

「ヤッホー!美桜、帰ろうぜ!」


ちょうど伊織と恭祐くんが出てきたところだった。

伊織に名前を呼ばれるだけで嬉しくなる。


恋ってこういう温かいものなんだね。