伊織と小声で会話する。


そんな妖艶な顔でのぞき込まないで欲しい。



顔の赤みが全然引かない。



それからは大騒ぎだったけど、先生が来たことによって騒ぎは収まった。

みんなそわそわしてたけど。



「葵、良かったね!」


放課後になって。

美桜が嬉しそうにそう言ってくれた。



ホントに美桜のおかげだよ。


美桜がいなかったら多分告白してなかったと思う。


「美桜、ありがとう」


「いーえ!!お礼は今度のダブルデートでいいよ!」