乱れた呼吸を落ち着かせる。


走ってくる間、いろんなコトを考えた。



どうやって告白しよう。断られたら?伊織の気持ちは?


でも結局は自分がやりたいようにやるしかないんだ。


後悔だけは絶対にしたくない。


どれだけ傷ついても私は想いを伝えたいの。




というか他の女とキスして連絡もないようなヤツの気持ちなんか知らないわよ。
遊びだったら張り倒す。




「伊織!!」


覚悟を決めて目の前のドアを思いっきり開け放った。