……だったら従うしかないじゃ無いか。 「明日朝8時に迎えに来る。逃げても別に いいけど?」 「待って上げてもいい」 「素直じゃねぇな。まあいい。じゃあな」 伊織は私の頭を撫でてから触れるだけの キスをして帰って行った。 結局、キスするんじゃん。 ドキドキと鼓動が早く鳴る。 なんでこんなドキドキするんだろう。 病気ってワケでもないだろうし。