「またきてちょうだいね~」



「はいってちょっと伊織?!」




お母さんに挨拶をしていたら伊織に引っ
ぱられてちゃんと返事が出来なかった。



危うく転びそうになったけどそこはぎり
ぎりで回避。




「伊織!」



「母さんの話長いから。あぁでもしないと
お前1時間ぐらい付き合わされるぞ?」




1時間はちょっと……。


これは伊織に連れてきてもらって良かった
のかもしれない。




「一応…ありがとう?」