「じゃあね…会長」

「え…」

そう言って太田君は生徒会室を出て行った。

嘘には…気付いて貰えなかったのね…。

「あたしはどうしたいの…?」

あたしはその場に膝から崩れ落ちた。

頬に涙が伝うのをただ感じながら。