ー10分経過ー



『拓斗遅いなー。』




すると2人組の大学生くらいの男の人がニヤニヤしながら近寄ってきた。


「ねぇ?泣きそうな顔してどうしたの?お友達来ないの?」



拓斗はお友達じゃなくて彼氏だけど、一応コクっと頷いておいた。




「んじゃ、気晴らしになんか美味しいもの飲みにいこっか♪俺ら美味しいカフェ知ってるからおいで☆」



返事をする暇もなく、その知らない人に腕を掴まれた。