何かを察してとっさに体を離した


そして散らばったノートを拾ってくれた



その時に髪の毛の隙間から

赤くなっている耳が見えて


あたしはもっと恥ずかしくなった



佐野くんも赤くなったりするんだ…



「あの、本当にありがとう!
もう大丈夫だよ?」




あたしが首をかしげると