でもそのおかげで美桜と話をする機会は増えた。




「平野、明日アイツとデートだって?」

「そうなの〜
誘われちゃった♪」



話すことはいつも、アイツのことばかり。


でもそれが俺が美桜のとなりにいれる唯一の時間。