百合子は美桜を産んで死んだ。

違う・・・僕が死なせたんだ。



でも、美桜の寝顔、小さな手、何かを必死にしゃべろうとする声、そのすべてを愛しいと思った。



美桜と会えたこと、産んでくれたこと、僕は百合子に感謝した。


百合子が残してくれた僕達の宝物を一生、守っていこうと決めた。