「って事」


「それで、もう大丈夫なのか?」


「うん‥‥」



「そっか、もう隠すなよ」


ごめん‥‥
それはできないんだ‥‥

あたしは頷くこともなく俯いた


「‥‥今から出掛ける」


もう9時だ


「こんな遅くどこ行く」

「ちょっと‥‥

すぐ帰ってくるから」



紫王菲の顔が怪しい顔になっていたが


「わかった…」


「じゃぁ行ってくる……」


ーーーガチャ


あたしは急いで龍街へ向かった…

まさか…
恐ろしいことになること知らずに………