「今ならまだ間に合う。
帰ってこい月夜。
そして、彼女が死ぬ時にまたこればいい。」
「俺は彼女には惚れる気はありません…!」
俺はいつも連れて逝く相手で遊んでる。
何回も落としたことはあったけど、落とされたことはなかった。
だから、俺は女には惚れない。
「いつもは…な。
今回のターゲットは純粋だ。
月夜は少年。…だからこそ染まりやすい。」
“少年”
また言われた…
「俺は少年なんかじゃ…!」
「いや、お前は十分少年だ。
だから純粋な彼女と過ごすことで少しずつ、染まりかけている。
だから俺は、彼女と過ごすことに反対だ。」
…染まりなんてしない。
でも、俺の目的って何なんだ。