夢希が夕食を食べに、部屋を後にしたあと、俺は夢希のベッドにゴロンと寝転がった。
…俺は、何がしたかったんだ。
夢希を落とすと言いながら、夢希の恋を応援するように後押ししてしまった。
その方が、三月さん的にはいいんだろうけど、俺としてはつまらない。
夢希は純粋に佑斗を思ってる。
…そして、佑斗も夢希が好きだから、このままほっとけばアイツ等はつきあうだろう。
だが、夢希が悲しむのは、
佑斗と付き合った後の話だ。
…俺は何がしたいんだっけ。
もう一度、俺がここに来た理由を自分に問いかけてみた。
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