「お前が今まで好きになった奴。
優しくて、クラスの中心。
場を和ませるのが得意で女子に人気。」
え…何で知って…?
「お前が恋愛できないのは、好きになる人が人気過ぎるが故に、告白できずに遠くで見つめてるだけ。…違うか?」
「……っ!」
月夜はすごい。
死神の世界できっと何か聞いたのかもしれないけど、私のことを知りすぎてる。
「お前が後込みして、前に出ないから、恋愛が上手くいかない。
…現に、お前が過去に好きになった奴で、お前を好いてくれていた奴はいた。」
「…うそ…」
「俺は嘘は言わない。」
…私が、勇気を出していたら、両思いになれていたかも知れないってこと…?
自分で勝手に思い込んで、泣いて、諦めていただけってこと…?