『じゃあ、クラスの出し物はお化け屋敷、実行委員は崎村と岩本で決定だな。』


『えーっ!!!』


女子群の悲鳴が教室内に響きわたり、
当の本人の私は、信じられないという顔で固まっていた。


『クジで平等に決めたんだから、異論は受け付けないぞ。』


……そう。
これはクジで決めたこと。


実行委員の立候補者が現れなくて、「それなら俺が」と佑斗が手を挙げた瞬間、女子たちが手を挙げだしたと言うわけだ。……もちろん私も。