それはそれで少しムカついたけれど、何とか危機は脱せたから安心した。 「ま、せいぜい頑張れば?」 月夜はそう言い残すと、また寝てしまった。 …怒るつもりだったのに、完全に月夜に弄ばれた気がするのは気のせいだろうか? ……。 「絶っ対にアンタには負けない!!」 私は寝ている月夜にそう言い放ったのだった。