「そんなこと言ってるけどお前、今の状況理解してる?…いつでもお前を襲うことができるんだぜ?」


「…やめっ!!」


…そうだった。
今、私は月夜に組み敷かれてる状況で、簡単に襲えるシチュエーションだった。


「…このまま、お前のこと…」


「わーーーーっ!!
やめろ変態っ!!!」


月夜の言葉を遮るように叫ぶと、自分の最大の力を使い、月夜の身体を押した。


私は少し腕が緩んだ隙を見て、腕から抜け出した。


すると月夜は笑いだし、
「お前みたいなお子さま襲うほどサイテーな男じゃねえよ」と言い放った。