──放課後。 さようならと同時に私は一目散に学校を後にし、家に帰って来た。 「月夜……っ!」 バンッと言う扉を開ける音とともに私はそう叫んだ。 「なんだよ、夢希。 そんなに怒ると早死にするぞ?」 …当の本人は、ベッドの上でゴロゴロしていた。 それを見て、私の怒りは頂点を越えた。 「……どーせ私は1ヶ月で死ぬんでしょ!? ならそんなのどーでもいいよ!!」 1ヶ月で死ぬ。 そんなことは今の私にはどーでもいいことだった。