……これは冗談だよね?


「またまたー!
冗談言わないでよー!」


私が笑い飛ばすと、月夜は真面目な顔をしていた。


その顔を見て、私の笑いはピタリと止まった。


「…本当に?
私の家、親がいるんだよ?」


「お前の親、もしくは親戚だけ、俺の姿は見えない。
だから心配することは何もねえよ。」


「…そっか…って!!!
つい納得しそうになっちゃったけど!
そこじゃないし!!何で男の人とど、同棲みたいなこと……できるわけないじゃん!!!!」


しかもこんな危険な男と!!!