あ、そうだった。
月夜は死神だから、きっと
“死にたい”とか“消えたい”とか思ってる人の前に現れるか、もしくはよぼよぼのおじいちゃんやおばあちゃんの前に現れるかぐらいだろう。
私みたいな例外もたまにはいるだろうけどね。
「でも、久々に楽しめたぜ。」
「そっか。ならよかった。」
私たちは他愛もない話をしながら、歩いた。
……ん?
……あれ?
私と同じ道歩いてるけど……
「ねえ。」
「なに?」
「……月夜は1ヶ月の間、どこで過ごすの?」
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