「おはよう~」


私は教室にいた人たちに挨拶をしながら席についた。


何というか…朝からどっと疲れた…。


案の定、月夜に着替えを邪魔され、遅刻ギリギリの時間になってしまった。


正直なところ、
“もうすぐ死ぬ”
という感覚はなく、
“意味わかんない俺様な男が現れた”
という感覚だった。



「…これから1ヶ月…大変そうだな…」


小声でそう呟いて、はあ。と大きなため息を一つついた。


「どうした?」