「最近、静十院がターゲットになったらしいよー」

「へー以外だねー」

本当に以外だ。
静十院 舞歌、美人で頭も良く完璧女子、無表情で毒舌な所を除けば、だけど...
それに気の強い子だからいじめたってなんの反応もしないだろう。
そんな彼女が次のターゲットになるなんて...
可哀想だけど僕にはどうする事も出来ない、いつものように偽りの笑顔で見ることしか...

「軽いなー相変わらずw」

「だって僕には関係ないでしょ?」

そう、関係ない。
僕にはなんの関係もない。
だから助けなくても良い。

「さすが「スマイルポーカー」と言われただけあるな!俺、殺鬼が笑う以外の表情見た事無いもん!!」

「スマイルポーカー」とは何なのかって?まぁあだ名みたいなもんだ、いつも笑顔で何を考えているかわからないからこのあだ名がついた。
因みに僕自身、嘘をつくのはかなり得意だし、逆に嘘を見破くのも得意だ|*`ω´*)ドヤッ

「そーかなー?」

そう、これが僕、本当の自分を隠して笑顔を偽る...
今日も僕は平和のふり。