給食の時間になった。
相変わらず三神はイジメを楽しんでいるようだ。

「ねーねー血咲もやろーよぉー」

三神が笑顔で近づいて来た。

「いーよ!!」

またツクリエガオ

「おっおいっ!」

悠真が話しかけてきた。

「なに?^ ^」

ニコッと満面の笑みで返事をした。

「なにじゃねーだろ!イジメに加わるなってあれほど...」

「......。」

「殺鬼?」

「だってさー楽しそうなんだもん」

僕は怒鳴りそうになったが頑張って抑えた。
キラワレルノガコワイ、なんて口が裂けても言えない。
僕は...
独りが嫌だ。
だから偽る。
そしたら、いつのまにかツクリエガオが当たり前になった。
友達も沢山出来た。
でも、その友達はニセモノの僕が好きなんだ。
ホントウの僕なんて...
誰も好きになるはずが無い。