「...に決まってるじゃん」

「え?」

「そんなの嘘に決まってるじゃん」

僕はまた、いつものツクリエガオで言ってみせた。

「お前それ本気で言ってるのか!?」

「僕はいつでも本気だよ?」

自分自身でも大笑いしそうな嘘だ。
全くその逆だろ?
表の僕はいつも本気でも
裏の僕はいつも嘘だらけだよ。
あぁ、やっぱり僕って本当の自分を出すユウキが無いなぁ...
こうやってまた、大切な人を失うんだろうなぁ...。

「なんでだよ!なんで、お前が!!」

「世の中はさ...」