授業が終わって休み時間になった。
今、僕は悠真と裏庭に居る。

「話って何かな？」

また、いつものように偽りの笑顔で問いかけた。
本当は悠真が話たい事なんて分かっている。

「なんでお前イジメに誘われた時、断らなかったんだよ．．．」

やっぱりその事か．．．。

「覚えてねーのかよ．．．俺がイジメを助けるのはまだ出来ないけど、せめてイジメに加わるのはやめようって言った時、お前、そんなの当たり前じゃんって言ってただろ！？」