苦しい…。

こんなことなら
この学園に来なければ良かったです…。


私は、そのまま暫く俯いて
楽しそうな会話を聞き流していました。





そんな時、






「愛ノ瀬さん?
どうかしましたか?
さっきから俯いてますけど…。」



薫先生がふいに私の旧姓で
名前を呼んだので、
顔をあげてみると…


そこには満面の笑みの薫先生が。