「…なにそれ。
本当に何にもわかんないんだね。
ほんと君って鈍すぎてうざい。」






はぁっ????!
ちょ!!!

態度変わりすぎでしょう!泣
さっき可愛いって言った私が馬鹿でした

…。

というか、育ちのいい坊ちゃんが
そんな言葉遣い…いいんでしょうか…。


「もういい。僕、他の部屋で寝るから
君はこのベッド使っていいよ。
おやすみ。」

そう言いながらドアを開け
出て行こうとしている薫様。

え…出て行っちゃうんですか!?

…それはそれで申し訳ないし…


それに、なんだか薫様の顔が寂しそうで…。