「…少し遅くなっちゃったかな。」

私は小走りでグラウンドへ
向かいます。
皆はもう着いたでしょうか。
…そうだったら申し訳ないです…。泣

数分走っていると、ようやく
グラウンドが見えて来ました。

…あ、皆いるっぽいです…。


そして、私が皆の元に着くなり、

「遅いよ恋々!
さては方向音痴??」

おどけて言う愛里爽。

「違うようっ。でもほら!
ちゃんとネクタイ借りてきた!」

皆にネクタイを見せると、
私の隣から異様な空気を感じました。