そう言って森山姫衣を連れていった。

「あのっ。ほ…ほ…ほう……しょう…くん。」
「何? 」

森山姫衣は止まって俺の名前を呼ぶ。

「保健室に行くんじゃ……。」

「あっほんとに気分悪い?」

俺が問いかけると下を向きながら首を横にふった。

「じゃあ行こ。」