顔を近づけると、姫衣に顔が赤くなっていくのがわかる。

「俺といんの嫌?」
「ぇ……い…嫌…じゃないけど…」
「けど?」

姫衣の顔を除きこむと恥ずかしそうに目をそらす。
そんな姫衣をかわいいと思う俺。

「まっ。1時間ぐらあえいいじゃん?な?」
黙っている姫衣を自分の膝の上に乗せる。

「下ろしてよ。」
「いいじゃねぇかこれくらい。」
「じゃ…じゃあ帰るよ。」

立ち上がろうとした姫衣を止める。

「わかったから、帰んなよ。」
「ぅん。」