「じゃ。」

廉は私の手を引っ張った。

「廉…。」
「大丈夫か?こっち来いよ。」
「うっ…うん。だぃじょうぶ…。」

ほんとは大丈夫なんかじゃない。
まさか廉とのデートで会うなんて!

最悪……。