彼の何気ない優しさが好き。


彼の落ち着く声が好き。


彼の私だけを見る目が好き。


私は斗亜が好きで好きで
仕方なかった。






でも斗亜はきっとそんな風に私を見てはいないだろう。

〝幼馴染″

壁は分厚かった。
私が思うより、はるかに。


それでも私は諦めなかった。
でも、
想い続けることしか出来なかった。