「委員会決めるぞ~」

こうなるとまた女子は騒ぐ。

『席が隣じゃないなら同じ委員会に!』

って考え。

「原名さんは委員会決めた?」

「うん。図書委員会かな」


「なんで?」

「本好きだし・・一年生の時も図書委員だったから」

「図書委員会って面白い?」

「面白いよ?本の良さ分かるし、図書室静かだし」

少し真面目っぷりに言ったら宮月くんは笑った。

「本のことになると必死・・・」

「笑わないでよ・・・!」

「ごめん。ごめん」


笑いを止めると私の目を見ていった


「俺・・図書委員会に入る」