「分かんないとこは聞いてね?」
「うん!」
勉強してると分かんないとこがあるはずで
でも真面目な顔をしてる希に
聞くに聞けなくて…

希は気づいたみたいだった

「…分かんない?」
「…うん」
「ちゃんと言いなよ」

そう言って笑いながら
教えてくれた
「ここは…4をかけて計算して…」

「あぁ…そっか!」

「分かった?」

「うん!」

「分かんないなら言いなって言ったのに」

「なんか言いづらくて…」

「俺は美希の彼氏だよ?」

「うん…」
そう言って顔を上げたときすぐ近くに希の顔があって.
近づいてきて…


私たちはそっと




……キスをした