「もぅ…良いよ」


その声は優しくて



私の心をくすぐった



「え…?」

「俺のためなら怒んないよ.


正直に言ってくれたし」



「本当に?」


「本当だよ」

そう言って笑顔になる希

「じゃあ…家行こっか」

「うん」

こうして私たちは家に向かった