「おー。来た来たノロケさんが~ギャハハハ!」


瀬戸内達は私の姿を見つけたのか笑い始めた。


っていうか。


キメェぞ。その笑い声。(豹変)


よし。ここからは演技しなくては。


いつもの、優し~い“神澤蒼那”に♪私は表情を切り替えニッコリと笑いながら
瀬戸内達に声を掛ける。


「なにか御用でしょうか?」


おお。我ながら良い演技。


瀬戸内達は喋るのをやめ、私に詰め寄る。


「御用でしょうか?じゃねーよっ!あぁっ?」


わー。こわいなー。(棒


私は怯えながら後ずさりとうとう体育館の壁に当たってしまう…。