昼休み。


愛奈に見送られて私は体育館裏に慎重に向かった。


あ、ビビってるっつーわけではないよ?


後ろから金属バットで頭をドガーンとかされたらマヌケ
だからね。


体育館裏に付くと…あ。いましたいました。


瀬戸内紀伊とその他3名の女子。


たしか、3人の女子たちも期末最下位の奴らだったような。


瀬戸内の右横が期末14点/900点だった佐々倉雅(ササクラミヤビ)。


左横が13点/900点だった堵乃火羅(カキノヒラ)。


で、堵乃の左横に並んでるのが20点/900点だった平野内柿音(ヒラノウチカキネ)。


いちようイジメをお返ししてさしあげるお相手だから
名前と学力くらいは、ねえ?♪


私は瀬戸内達の方へためらいなく向かう。


怖いわけないじゃん?


柔道黒帯+剣道7段の私だよ?