涙が引いてきた頃

「でも、カイトとラインしてる時は、ホンマに助けられたで」

浮かなそうな顔をしてるカイトに言う

「おれ…何もやってないし」

「どんなけ嫌な時でも、カイトとのライン見てたらわらけたもん」

ニコッと笑って言う

じゃあカイトもニコッと笑って

「じゃあよかった」

と言ってくれた


「…やから、ハヤトの家は出て行く。
ここでバイトして、見ての通りNO.1なったから金もたまったし」

辛いけど、そこはハッキリさせらなあかん

ちゃんと、ハヤトの目を見て言う